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御歳暮

葬儀を終えた後の御歳暮について


御歳暮は「あいさつ」
喪中で注意すべきは「お祝い事」


◇喪中期間の御中元は問題ありません
喪中の期間中に、遠慮・自粛しなくてはならないのは「お祝い事」になります。お歳暮は、中元6月頃から年末までの 半年間に日頃お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝える行為になりますので、遠慮・自粛すべきお祝い事とは関係ない行為と言えます。冬の寒い時期に体調いかがでしょうか?といった季節の挨拶の意味も強く持つ「お歳暮」は、喪中の時であっても贈る側・贈られる側どちらの立場も関係なく受け取ったり、贈ったりして問題ありません。

紅白水引NG ◇注意すべきは「熨斗(のし)」
お歳暮を贈る際、一般的には紅白の蝶結びの水引きが入った熨斗(のし)紙を付けておくります。しかし、喪中の場合には紅白がふさわしくないため、水引きの付いた熨斗紙は使用せず、白無地の奉書紙(真っ白な紙)、または白い短冊に御歳暮と表書きをして贈ります。デパートなど百貨店にお中元の手配発送を依頼する場合は、相手が喪中だと伝えると水引きなしの無地の熨斗紙を用意してくれます。先方に不快な思いを与えないよう熨斗紙には気を付けましょう。

◇葬儀を終えたばかりの方には時期をズラす
現代では仏教の場合、亡くなった日より四十九日(しじゅうくにち)までを「忌中(きちゅう)」とし、1年目の命日となる一周忌(いっしゅうき)までを「喪中」としています。

お中元を贈る相手が「忌中」の間はお届けを避け、忌中期間が過ぎる「忌明け」を迎えてからお中元を贈ることがあります。必ずしも忌明けを待ちましょうということではありませんが、忌明けまでは何かと遺族は忙しく、何よりまだ深い悲しみの中にいることも考慮し、なるべくならば少し落ち着いた忌明け頃にしましょうという相手を思う心遣いも大切でしょう。時期をズラす場合は寒中お見舞いや余寒見舞いとして贈りましょう。自分が喪中である場合は、贈る相手に不幸があった訳ではないので気にしないでお歳暮を贈って良いでしょう。ただし、人によっては忌明け前に贈りものをされることを心地よく思わない方もいらっしゃいます。その場合は忌明け後にお贈りしましょう。

◇故人宛にお歳暮が贈られてきた場合
先方がこちらの身内の不幸を知らず、故人宛てにお歳暮が届いてしまった場合は、亡くなった事を手紙などで相手に伝えるようにしましょう。ご葬儀に出席していただき、亡くなった事を知っている相手であってもお礼を兼ねてお手紙などで連絡を致しましよう。

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