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お悔やみの言葉

『お悔みの言葉について』


心をこめて、平凡でありきたりな言葉を少なめに…。余計なことは言わないのがマナー。


◇お悔みの言葉はシンプルに…。
お悔やみ言葉 お悔やみの言葉は、平凡でありきたりな言葉がよいと思われます。余計なことを言うと、かえって差し障りができてしまうことも考えられるます。深い悲しみの中にいる遺族の神経はとてもデリケートになっていることが多く、ちょっとした言葉がより悲しませたり、傷つけたりすることがあるので注意しましょう。また、死因や病状などを聞くこと、子供を亡くされたご家族に自分の子供の話題をするのも慎んだ方がよいでしょう。

◇ご遺族は慌ただしく忙しい…。
葬儀に参列した際には、自分が参列した事をご遺族側にも是非気付いて欲しく近くまで行きお話したいところですが、参列した全ての人とご遺族がお話できる筈はなく、次々と参列者が挨拶に来ては身体も持ちません。自然なタイミングを心掛け、なるべく長話をしない配慮が必要と言えるでしょう。ご遺族は、宗教者や葬儀社との打合せなどで慌ただしく忙しくしていることをお忘れなく。

◇「頑張って!! 元気出して!!」は控えましょう…。
頑張って!! 元気出して!!などの励ましの言葉はとても前向きでいい言葉ですが、遺族へ伝えるのは、できるだけ避けた方がよいかもしれません。遺族となった方もそうしたい気持ちでしょうし、そんな気分になれないのかもしれません。また、その時すでに精一杯頑張って元気を出しているのかもしれませんから…。

お悔やみの言葉 参考例
この度は、誠にご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます。
この度は誠にご愁傷さまでございます。突然のことでさぞやお力を落とされていることと存じます。
この度は誠に残念なことになりまして、心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします。
ご愁傷様でございます。さぞお力落としのことでしょう。ご看病の疲れが一度にでる時です。どうぞご自愛くださいませ。
ご生前は、大変お世話になりました。これからご恩返しをと思っておりましたのに、本当に心残りでございます。
どんなにかお力落としのことと思いますが、どうぞお気をしっかりとお持ちください。心からお悔やみ申し上げます。
突然のことでお慰めの言葉もございません。心よりご回復を祈っておりましたのに、本当に残念でなりません。
この度は突然のことで、さぞお力落としのことと存じます。人望が厚かっただけに社内でも皆悲しんでおります。
安らかなお眠りをお祈り申し上げます。(キリスト教)

◇お悔やみを電話で伝えるのは控えましょう。
訃報を聞いてすぐにご家族に電話をかけることは、余程付き合いが深い場合の時だけにして、なるべく控えるようにしたいものです。家族は病院での看病の末、臨終を迎え、葬儀の準備、宗教者への依頼などを限られた時間の中で慌ただしく過ごしています。参列者となる側が代わる代わる電話をしてはその妨げになるという事を十分配慮しておきたいものです。

◇お悔やみNGワードにも気を付けましょう!
結婚式で「ナイフで切る」が「ナイフを入れる」、「終わる」を「お開きにする」などと新郎新婦の幸せを願い、言葉を置き換えて表現することがあります。ご葬儀でのお悔やみの言葉にも同じようなことがあります。「死ぬ」「生きる」など人の生死を直接表す言葉や「ますます」や「重ね重ね」のような重ね言葉も「繰り返し」を連想させるため、NGワードと言われてます。挨拶や献杯の発声など大勢の前でスピーチする時などは特に配慮したいものです。

お悔やみで気を付ける言葉
 死ぬ・死亡 → 逝去する
 生きる・生存 → ご生前
 生きている頃 → お元気な頃
 ますます、重ね重ね ×
 くれぐれも~ → どうぞ~
 まだまだ~ → もっと~

◇ご冥福は仏教用語
「心からご冥福をお祈り致します。」の中に含まれる「ご冥福」は、仏教用語となるためキリスト教式や神道式のご葬儀では使うべき言葉ではありません。キリスト教では「安らかなる眠り」という表現が良いでしょう。どの宗派にも使える「ご愁傷様でございます。」がもっとも無難と言えるでしょう。

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